子供を病院に連れて行かずに自宅でわきが治療をしたい
子供のわきが臭が気になったときに病院で治療を受けたいと思う人もいますが、「どんな治療をしてもらえるの?」、「手術は傷が残るから…」「再発してしまうかもしれない」といった悩みもあるかと思います。
病院で診てもらって手術をするよりも、日常の習慣を改めることでわきが体質が解消できるなら、これに越したことはないですよね。
今回は病院でしてもらえる治療と、自宅でできるわきが治療についてお話をしましょう。
目次
わきが臭がする時、体の中では何が起きている?
子供からわきが臭がするようになったときには子供の体で何が起こっているのでしょうか。
わきが臭は汗と皮膚にいる常在菌が関係しています。
アポクリン腺から分泌される汗には水分以外にもミネラルやタンパク質、脂質などが含まれていて、こういった汗に含まれる成分を皮膚にいる常在菌が分解した時にわきが臭が発生します。
病院でしてもらえるわきが治療ってどんなもの?
わきがが心配で子供を病院に連れて言った場合、子供が受けられるワキガ治療は2種類あります。
わきがの手術
主に病院でわきがの治療をしてもらおうとすると、手術をすすめられることになります。手術ではアポクリン腺を除去する手術をしてもらえるので、一度取り除けばわきが臭の治療に大きく期待することができます。
しかし、小学生、中学生の子供の場合はわきがの原因であるアポクリン腺が未発達なので、手術をした時の再発のリスクが高くなります。
わきが手子供のわきが手術で再発するリスクが怖い!何歳でいつ手術したらいい?
塩化アルミニウムの処方
病院で手術をしたくないけど、わきがをなんとかしたいと伝えると、根本的な治療ではありませんが、わきが臭で悩むことがないように制汗剤をもらうことができます。
この制汗剤は塩化アルミニウムといって多汗症の治療にも使われるものです。
塩化アルミニウムは制汗剤、デオドラントとしては効果的ですが、刺激が強いこともあり、子供に処方してもかゆみやかぶれができることがあります。
⇒「わきがに塩化アルミニウムの制汗剤やデオドラントは注意が必要!」
⇒「小中学生のわきが対策は手術とデオドラントのどっちがいい?」
自宅できるわきが治療って何?
わきが体質の低年齢化が言われていて、小学校低学年の子供や思春期を迎えていないのにわきが臭が気になるという子供も増えています。
わきが体質の子供が増えているのは、普段の肉が中心の食生活や油ものを多くとる食生活が原因になることがあります。
油ものを多くとることで、皮脂腺やアポクリン腺が刺激されて活発になり、わきが臭が気になることがあります。
家でずっとゲームをしていたり、親と一緒に遅くまで子供が起きていることで慢性的な睡眠不足になっている場合や、外で遊ばずにクーラーや暖房の効いた家の中で一日の大半を過ごしているといったことも、わきが臭を強める原因になります。
⇒「寝不足、睡眠不足の子供は体臭が強く、わきがになりやすい」
子供の成長にとって良くない習慣が重なることで汗腺が上手く働かなかったり、ニオイがしやすい体質を作ってしまうためにわきが臭を強め、さらにはわきが体質の低年齢化を招いていると考えられています。
最近の子供はこういった生活習慣が原因でわきが体質が強くなるケースが多くなります。その場合は普段の食生活や生活習慣の見直しによってわきが体質を改善できる部分もあります。
その場合はごはんのメニューを肉中心からすこし魚を多めにするとか冷凍食品をなくす、出来合いの惣菜を買わずにバランスよく栄養を取れるように和食を中心とした料理を作ってあげましょう。
ただ、わきが臭の強さの1つの指針になるアポクリン腺の数は遺伝によっても決まります。生活習慣によってわきが体質が悪化するケース以外にもそもそもわきが臭がしやすい体質の子供もいます。
食事だけでわきがを改善することは難しく、体質改善中もわきが臭がしてくることになります。なので、体質改善だけでなく、デオドラントを使ってケアしてあげることが大切になってきます。
自宅でのわきが対策ならデオドラントでニオイのケアをしてあげよう
自宅でわきがを治療したい、病院に行かずにわきが対策をしたいと考えている方はわきがのせいで、いじめや引きこもりといった大きなコンプレックスになる前にデオドラントを使ってわきがのケアをしてあげることが大切になってきます。。
子供にわきがを遺伝させてしまったと思っている人はぜひ知っておいてほしいのですが、わきが体質の子供を産んでしまったから子供が辛い思いをするのかどうかはあなたにかかっています。
ニオイがしても治療できるんだ、ニオイがしてもちゃんとケアをすれば大丈夫なんだという安心感を与えてあげることが、お子さんがわきがに悩まずに元気に育ってくれる秘訣です。