小学校低学年からでもわきがになるの?
わきが体質は第二次性徴が来る小学校中学年~小学校高学年の子供のニオイが気になり始める傾向があります。
ところが、最近では小学校低学年の子供からもわきが臭が気になるという相談が増えています。
「お風呂に入れてちゃんと体を洗わせておけばニオイなんて気にならないだろうと思っていたのに…」
「まだ小学校低学年なのにわきが臭がするのは、うちの子供の成長が変なの?」と思う方もいるでしょう。
大丈夫、そんなことはありません。
あなたが気になっているように、わきが臭がし始める年齢は早まっています。
なんで小学校低学年なのにわきが体質が始まってしまうのでしょうか。わきが臭にはどんな対策をしたらいいのでしょうか。
ということをポイントに、今回は小学校低学年からできるわきが対策のお話をしましょう。
目次
思春期が来るとどうしてわきがになる?
わきが体質が始まるのは思春期だといわれています。
これはわきがの主な原因になるアポクリン腺と呼ばれる汗腺が関係しています。
今になればわきが臭というのは迷惑の塊のように扱われていますが、人間のご先祖様であるおサルさんの頃には、アポクリン腺から出る汗のニオイ(わきが臭)はもともと異性を引き寄せるフェロモンのような役割を果たしてくれていました。
そのために、アポクリン腺は脇や乳首、陰部といった性的なイメージを匂わせるところにあるのです。
このように、アポクリン腺は性的ニュアンスの強い器官であることから体が大人になっていく思春期にアポクリン腺が活発になり、わきが臭がするようになってくるのです。
ところが、現在では高たんぱく、高脂質の食生活が欧米化したよって、肥満が進んでいます。
さらに、親と一緒に遅くまで起きていたり、ゲームによる睡眠不足が原因の一つとして、思春期が訪れる年齢が早くなってきているという報告があります。
⇒「小学生低学年なのにもうわきが?わきがの低年齢化は食と肥満にあり!」
そのため、小学校低学年の子供でもわきが臭がするということが起こっているのではないかと考えられています。
思春期が早く来てしまったことをなかったことにすることはできません。
しかし、ニオイに対してはいくつかできることがあるので、一つずつやって子供の悩みをとってあげましょう。
小学生低学年のように小さい子供のわきが対策はどうしたらいいの?
小学校低学年の子供は、肌が弱く、アトピーや肌荒れに悩まされる子供が多いでしょう。できるだけ肌に優しく、子供の健康を損ねないように、わきが対策をしていきましょう。
綿の服を着る
わきが臭は普段着させている衣類の種類によってわきが臭がしやすくなります。
ナイロンやポリエステル、アクリルなどの化学繊維が含まれている衣類は吸湿性が悪く、脇に汗がたまってニオイの原因になりやすくなります。
最近では綿とポリエステルの合成繊維も多いですが、できるだけ綿100%の衣類を着させるようにしましょう。
綿100%の衣類は着心地が良くあせもにもなりにくいので、肌トラブルが多い子供にもおススメです。
学校の体操着が指定のもので綿とポリエステルの混合繊維だったりするときには、子供が体操着袋を持ち帰って空けたときにニオイが気になるときにはミョウバンスプレーを使って事前にニオイがしないように予防するなどの工夫が必要です。
デオドラントを使う
特に肌が弱い子供は市販のジェルタイプのデオドラントに多い「塩化アルミニウム」を使ったデオドラントは避けるようにした方がいいでしょう。
病院の皮膚科などで多汗症やわきがについて相談した時によく処方されることの多い「塩化アルミニウム」ですが、汗と反応すると塩酸が出るため、肌の弱い子供にはお勧めできません。
最近ではわきが用のデオドラントで子供でも使えるように、肌の刺激が少ない成分を使ったデオドラントも販売されているので、低刺激のものを使うようにしましょう。
小学生には汗に強くて1日中効果の持つデオドラント
小学校では体育などもあるので、運動して汗をかく機会も多いと思います。
体操着は白地が多いので、脇の黄ばみが目立ったり、週末に体操着袋を持って帰ってくるので、1週間経つ頃にはニオイが結構きつかったり…
それに小学校ではデオドラントなどの持ち込みが禁止されていると思います。わきが臭が気になり始めると、学校でデオドラントを持って行かせるもの気が引けるし、かといってわきが対策をしないわけにもいかないですよね。
なので、小学生にはおうちでデオドラントを塗ってあげて、体育や学校に行って動き回って汗をかいても効果が落ちないようなデオドラントを使ってあげましょう。
⇒「子供にも使える!わきが対策におすすめのデオドラントはこちら」