病院が嫌いな子供がわきがの手術を怖がって受けたがらない
「小さいころから子供が注射をとても怖がってしまう…」
「小学校の娘がわきがの手術というと怖がって病院に行きたがらない…」
「痛いことが苦手だから体の負担にならないかな?」
「将来いじめられたりしないように手術を受けさせたいのになんで嫌がるの?」
「わきがの手術で傷が残るのが怖い…」
「手術に耐えれらないんじゃないかと不安…」
「手術を受けさせないで別の方法でわきがを治してあげたほうがいいのかな?」
小学校、中学校の時っていうのは病院嫌い、注射嫌いの子供は結構いますよね。
子供のわきが臭が気になり始めてこの先苦労しないように手術させてあげたいのにと思っていても、子供がこんなに嫌がっていてはどうしていいかわからないという方もいます。
今回は病院嫌いな子供のわきが手術というテーマでお話をしましょう。
目次
注射が嫌いな子供でもわきがの手術は大丈夫?
わきがの手術をする際には脇に局所麻酔をかけるために注射をするところが一般的です。
局所麻酔を行わないワキガ治療で、一時的にわきが臭や脇汗が気にならないようにするボトックス注射も脇に10~20か所注射をするので、結局は注射を避けることができません。
中学から高校生辺りはわきがの手術をする子も多いので、有名な医師がいるところでは医師の方も子供の扱いに慣れているかと思います。
嘘をついて子供を病院に連れて行ってはいけない
よく、子供には注射をすることを内緒にして病院に連れてくる保護者の方もいますが、一度これをしてしまうと医者や両親に不信感を抱くようになります。
一度、こういった経験をしてしまうと病院やお医者さんに診てもらうことを極端に嫌うようになります。
一度、手術なんて言ったらなおさら怖がってしまって、ぐずったり手術どころではなくなってしまうでしょうし、手術後の問診や抜糸の時には子供は今度はどんな悪いことをされるのかと怖がって絶対に行こうとしないでしょう。
「傷口が悪くなるから行こう」といっても子供は騙されるのが怖くてもう病院に行こうとしなくなってしまいます。
もしも子供にわきがの手術を受けさせるときは注射や手術が必要な理由をきちんと話してあげてください。
そして子供が無事に手術を受けることができたら、「辛かったのに、よく頑張ったね。」「本当は怖かったのによくやったね」と褒めてあげたり、好きなものを買ってあげたりご褒美を上げるのも一つの手だと思います。
麻酔よりも術後の傷の痛みやかゆみを気遣ってあげてほしい
わきがの手術をする際には局所麻酔を打つことになります。
注射は予防接種の時に経験したような一瞬のプスっとした痛みだけなので、我慢できる子も多いと思います。
ただ、麻酔よりも術後には傷口が痛かったり、つっぱったりして我慢が苦手な子供はとてもつらい思いをすることになるでしょう。
親知らずを抜いたことがある人はわかると思いますが、術後にもらった痛み止めがなくなると抜いた跡がズキズキと鈍痛がひどいですよね。子供はそんな痛みと戦っています。
そしてガーゼとの間が蒸れたり、かさぶたがかゆくてたまらなくなってしまうこともあります。子供ってかゆいと後から大変なのにどうしてもかき無視ってしまいますよね。
どんなに辛くても、子供は親の一言で安心します。
「○○は一人で痛みと戦っているんじゃないんだよ」と頑張っている子供をちゃんと励まし、支えてあげてください。
⇒「わきがの手術で麻酔の痛み、術後の痛みは子供でも耐えられる?」
子供がわきがの手術を受けたがらないのは子供がわきがを辛いと思っていないから
親心としては子供が将来辛い思いをしないように手術を受けさせてあげたいと思って、病院で診てもらおう、手術をしてもらおうと思っているのではないでしょうか。
子供がわきがの手術を受けたがらないのはわきがの辛さを知らないからだと思います。
あなたがわきがのせいで青春を謳歌できなかったなんてことにならないように子供がわきがの手術を受けてほしいと思っても、子供はあなたが経験してきたことを体験していません。
子供はどんなわきがで他人にこそこそと「クサイ」といわれることを知らないですし、「わきが」であることを理由に仲間外れにされたこともないのです。
まだわきがだということに気付いてないのに、わきがの手術を受けたらどうなるでしょうか。
子供は脇に傷ができて痛い思いをしたとしか思わないのです。それどころか
子供が手術の必要性をわかっていないとトラウマになってしまうかもしれません。
逆にわきがの手術の必要性を知っていたらどうなるでしょうか。
わきがの手術を受けたいと思っていたら脇に傷跡が残ってしまうよりも、わきがの手術が痛かったとしてもわきが臭をなくしたいという思いが勝っていたら、子供は文句を言わずにわきがの手術を受けるでしょう。
子供がわきがの手術を受けたがらないのにも、何かしらの理由があるからだと思いますよ。
無理やりわきがの手術を受けさせるよりも子供の様子を見守ってあげるのが親の役目
子供がわきが体質で将来辛い思いをするよりは、あなたが代わりに無理やり病院に連れて行って悪役になると思う人もいるかと思います。
ですが、あなたには子供を無理やり病院に連れていくよりもデオドラントや消臭スプレーでしっかりとケアしてあげてほしいのです。
ケアというのはニオイだけではなく、子供の心もです。脇の臭いが気になっているだろうなとか、わきがを気にしているなと思ったら声をかけてあげてください。
深刻な悩みになる前の気になるの時に子供にわきがであること、手術をすることで治る可能性があることを話してあげてほしいのです。
臭いで悩んでいるかどうかは今まで悩んできたあなたならきっとわかってあげられるでしょう。
子供自身がわきがの手術を受けたいと思った時に手術を受けさせてあげることができれば、あなたも無理して悪役になる必要はないのです。
ただ、わきが体質になると市販のスプレーやデオドラントだと効き目がなかったり、子供が話をしてもわきがの手術を受けるのはまだ嫌だと思う子もいるでしょう。そういった子供にはデオドラントを勧めてあげてもいいと思います。
「デオナチュレソフトストーン」「AG+」などがわきがには効き目が高いといわれていますが、体質によっては市販のデオドラントが効かない子供もいます。
学校生活では汗をたくさんかくでしょうし、臭いが気になる場面も多くなります。しかしデオドラントを学校に持っていくことができなかったり、中には肌が弱くてデオドラントや制汗剤が使えないという子供もいます。
肌が弱いとか効き目が強いもの、汗で流されなくて子供でも使えるわきが用のデオドラントがあるので、子供が手術を嫌がったり、困ったときのためにデオドラントを勧めてあげてもいいのかなと思います。