夏を乗り切る!わきが、脇汗がひどくなる子供の汗とニオイ対策
夏になって汗をたくさんかくころになると子供の脇の臭い、脇汗が気になってくる機会が増えてくるかと思います。
家に帰って来てからはお風呂やシャワーを浴びさせるようにはしているけど、学校にいる間に臭ってきたらどうすればいいのかと困っている人もいるでしょう。
今回は夏を乗り切るための脇の臭い対策についてお話をしましょう。
目次
夏場の脇の臭い…わきが臭?
夏場に脇の臭いが気になるという人には3つのパターンがあると考えられます。
わきが臭というよりも質の悪い汗をたくさんかくことで汗臭さが気になっているパターン。
そもそも薄着なので、服にこもったりすることなく汗は常に空気中にさらされているのでニオイが拡散しやすくなるパターン。
ニオイやすい汗をかきやすいために汗臭さがわきが臭と混ざってニオイが強くなっているパターン。
1つ目は汗臭さとわきが臭を勘違いしているパターン。
2つ目はニオイが拡散しやすいからニオイを感じやすくなっているパターン。
3つ目は不快なニオイ同士が混ざって余計にニオイが強くなるパターンですね。
わきが臭について書いておくと、私たちが普段気になるような体臭は雑菌が繁殖することによっておこります。
いわゆる、わきが臭というものは、脇にあるアポクリン腺と皮脂腺から分泌される汗や皮脂を、雑菌が分解することによっておこります。
1つ目のパターンの説明をすると、夏場は熱くなるので、体温調節のために人間はたくさん汗をかくようになりますよね。
最近の子供たちは、ずっとクーラーの部屋の中にいるので、汗をかく機会が少なく、質の悪い汗をかきやすくなっている傾向にあります。
参考「汗っかきの子供は注意?わきが・体臭を強くするいい汗と悪い汗」
運動後や体温調節のために汗が分泌されるのはエクリン腺からです。
エクリン腺から分泌される汗は鉛筆の芯や香辛料といったニオイではなく、どちらかというと「汗臭い」に分類されるような酸っぱいニオイの原因になります。
質の悪い汗と健康な人がかく良い汗に比べて汗に含まれる物質多く、それが酸っぱいニオイの原因になるのです。
2つ目のパターンの場合、汗が蒸発しやすい状況にあるので一緒にニオイも拡散しやすいということです。
対策をしようとして厚着をしようにも夏場は暑いですし、脇からニオイがしないように脇を覆ってしまうと服の材質によっては逆に脇が蒸れてニオイが強くなります。
3つ目はわきが臭もするし、汗の質も悪くて余計にニオイが強くなるというケースですね。1と2が複合してよりニオイが強くなるパターンでもあります。
わきがと汗臭さを迷惑に分けるのは難しいですが、夏場になると酸っぱいニオイが気になる時は汗の質を高めることでニオイを軽減することができます。
夏場の制汗剤は子供に良くない?
夏場に脇から臭いがしないように制汗剤をつけるように教えてあげる親もいるかと思います。
「夏場に制汗剤なしでは過ごすことなんて無理!」そう思っている方もいるかと思います。
実際に先ほどの汗臭さとわきが臭が混ざった3のパターンはかなり臭いが強くて、制汗剤も何もつけなかったら周りの友達が気づいて、「○○ちゃん、くさーい」なんて言われることがあるかもしれません。
体臭がきつくなる子供には制汗剤を使ってあげたい気持ちもわかりますが、子供には制汗剤を使うよりもデオドラントを使ってあげましょう。
簡単に言うと、制汗剤は「汗を抑える」ためのもので、デオドラントは「汗によって臭いがしないようにする」ためのものです。
わきが体質だと汗=悪いものだと思っていないでしょうか。
本来、汗とは体の体温を調節するためのものです。
しかし、私たちの生活に冷房が普及したことで、クーラーのきいた家の中で過ごすことが多くなり、私たちは汗をかく機会が減ってきました。そのせいで、体温調節をするための「汗をかく」機能も落ちているのです。
そんな状態で子供たちが暑い夏を過ごしたらどうなるでしょうか。
普段はクーラーがガンガンきいた部屋の中にいるのに、異常気象ともいえるような真夏日の中で体育なんてあったら、汗をかいて体温調節ができずにすぐに熱中症になってしまいます。
そんな状態でわきがに効くような強力な制汗剤をつけてしまうと、ただでさえ上手に体温調節がでいきないのに、汗をかくことができずに倒れてしまいますよね。
だから汗をかくことに抵抗感を出さないであげてほしいのです。
でもそれは普通の子だけで、わきが体質の人はニオイを気にしないといけないと思うかもしれません。
じゃあどうするのかというと、
「汗を抑える」のではなく、「ニオイを抑える」ような対策をしていきましょう。
わきが臭が気になっている場合、夏場に電車に乗った時にわきが臭が強いと周りの人にひそひそ言われたり、指摘されることがあります。
でも脇汗がひどいときってそんな風に指摘してきたり、する人っていないですよね。せいぜいあの子は汗っかきなんだなってくらいです。
ニオイは指摘されますが、脇汗は指摘されることは非常に少ないです。
なので、夏場は制汗剤を使うというよりもニオイがしないように対策をしていくことが大切です。
わきが臭が気になる夏場は汗よりも脇の臭い対策をしっかりとしよう
わきが臭が気になったときには汗をかかないようにするよりもニオイがしにくくなるように対策をとっていきましょう。
夏場はシャツをこまめに変える・着替えを用意する
汗をかいてすぐにはニオイがしません。汗をかいた所に時間がたって雑菌が繁殖する時に臭いがします。
だからニオイ始める前に着替えるようにするというのも、ニオイがしないようにするためには有効なわきが対策になります。
小学校では着替えをする機会がないと思うので、難しいかもしれませんが、中学校、高校生であれば制服を着るようになると思います。
Yシャツの下に着るTシャツの予備を1枚用意しておくといいでしょう。
ただ、体操着で一日過ごすことができる地域もあるので、そういった地域では体操着の上を1枚余計に持っていくといいですね。
汗や臭いが気になったときに着替えをできるように準備しておくと、精神的にも安心できるし、これから紹介するデオドラントと一緒に併用することで、かなり学校生活で気になる場面は少なくなるでしょう。
脇汗パッド
脇汗パッドは女の子が使用することが多いですが、小学校で使う子供はいませんが、中学校、高校になってからは使う子供もいるようです。
最近では使い捨てではなく、脇汗パッド付きの女性用下着も多く売られていますが、成人用が多い印象があります。
小学校の子供に脇汗パッドを使うのは悪くないとは思いますが、一般的ではないですね。
化学繊維を避ける 綿、麻の服を着る
ナイロンやポリエステルの服を着ている時は、脇が蒸れやすくわきが臭もしやすくなります。
化学繊維は特にわきが臭がしやすくなります。
肌の上に着るものは綿や麻製など吸湿性の良い服を着るようにするといいでしょう。
汗をかいても服が汗を吸収、発散してくれるので、かなりニオイがしにくくなります。
化学繊維が混ざっているタイプの体操着であれば、わきが体質の子供はすぐに体操着にわきが臭が染み付きやすいです。
週末に持って帰って洗濯をするのではなく、体育があった日に洗濯をして次に使うときには洗濯した状態の体操着が使えるようにしてあげましょう。
夏場は脇汗をこまめにふき取ったほうがいい?
夏場は汗がたくさん出るので、汗をそのままにしておくと雑菌が繁殖してニオイ出してしまいます。
臭い対策という観点では、脇汗をこまめに拭きとることはとてもいいことですが、子供に脇汗を「拭きとるべき」だと教えるのはあまりお勧めしません。
子供自身もニオイを気にしているようなら、デオドラントシートなどを渡してあげて脇汗をこまめにふき取るように言ってあげてもいいと思います。
ですが、自分で脇汗を拭きとるのは自分が必要だと思うからすることです。
汗を拭きとりなさいと強制させるのは子供の教育的に良くないので、子供が気にしているなら教えてあげる程度にしておきましょう。
⇒「夏場で薄着の時にわきが臭がしないように気を付けることは?」
脇のニオイが気になる子供にはデオドラントを使ってあげよう
上のような対策と一緒にしてほしいのはデオドラント対策です。
夏場に制汗剤を使うと良くない理由は先ほど話したように、子供の汗腺機能を高めるためでもありますが、わきが臭を抑えるという観点でもデオドラントを使うといいでしょう。
なぜかというと、制汗剤を使っても脇以外は汗をかいてしまうからです。
制汗剤が脇以外でかいた汗に流されてしまって、消臭効果が感じにくくなってしまうんですね。
「夏場でもわきが体質の子供の臭いが気にならないように」と思った時に一番効果的だったのが、汗をかいても流されずにしっかりと消臭効果が持続してくれるデオドラントを使うことです。
わきが体質の子供であれば、制汗スプレーのようなものではなく、クリームタイプで汗に強いデオドラントを使いましょう。
クリームタイプで汗に強いデオドラントを選ぶことで、肌にしっかりと馴染んでくれますし、動き回って汗をかいたとしても、デオドラントの有効成分が溶け出してわきが臭がすることを激減させることができます。
汗に強くてしっかりと消臭効果が持続するデオドラントで子供が困らないようにしっかりとサポートしてあげてくださいね。